「GPS見守り端末を導入したいけれど、結局月々いくらかかるのか分かりにくい」「端末代・月額料金・初期費用がバラバラに書かれていて比較しづらい」——GPS見守り端末を検討し始めると、こうした料金の分かりにくさにつまずく人は少なくありません。この記事では、主要なGPS見守りサービスの月額料金・初期費用・端末代を横並びで整理し、2年間使い続けた場合の総額まで比較します。あわせて「初期費用なしで始められるプランはあるのか」という疑問にも、料金面から具体的に答えます。
※記載の価格・料金は各社公式サイト・au公式パートナー店等の公開情報として確認できたものです(みまもりGPSは2026年9月に再確認し、端末代と月額の表記を公式の現行表記に修正しました。その他は2026年8月時点)。プランや料金は改定される場合があるため、契約前に公式サイトで最新情報をご確認いただくことをおすすめします。
GPS端末そのものの選び方やタイプ別の特徴から知りたい場合は、先に高齢者向けGPS見守り端末完全ガイドを読むと、この記事の料金比較がより理解しやすくなります。
GPS見守り端末の月額費用、何にお金がかかるか
GPS見守り端末の費用は、大きく分けて次の3つの要素で構成されています。
- 端末代:GPS端末本体の購入費用。多くのサービスは買い切り型で、5,000円台〜1万円程度が目安です
- 初期費用:契約時にかかる事務手数料などの費用。サービスによってはキャンペーンで無料になる場合があります
- 月額料金:位置情報の取得・通信にかかる継続的な費用。500円台〜が目安です
この3つのうち、月額料金だけを見て「安い」「高い」と判断すると、端末代や初期費用を含めた実際の負担額を見誤ることがあります。そこで以下では、端末代・初期費用・月額料金に加えて、2年間(24か月)使い続けた場合の総額目安も比較します。
【比較表】主要GPS見守りサービスの月額・初期費用・2年総額

| サービス名 | 提供元 | 端末代(税込) | 初期費用(税込) | 月額料金(税込) | 2年総額の目安 | 契約期間・解約金 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| BoTトーク(GPSプラン) | 株式会社Bsize | 5,280円 | なし | 528円 | 約17,952円 | 縛りなし・解約金なし |
| みてねみまもりGPS(GPSプラン) | 株式会社MIXI | 5,280円 | なし | 528円 | 約17,952円 | 縛りなし・月単位で解約可 |
| みまもりGPS(旧どこかなGPS) | ソフトバンク | 5,184円(108円×48回) | なし | 528円(公式表記は「2カ月目〜」) | 約17,856円 | 記載なし(公式ページに明記なし) |
| あんしんウォッチャー | KDDI(au HOME) | 11,000円 | 2,200円→キャンペーンで無料 | 539円(購入から最大12か月間は無料) | 約17,468円 | 最低利用期間・解約金なし |
2年総額で見ると、いずれのサービスも17,000円台に収まっており、月額料金の見た目ほど大きな差は出ません。「みまもりGPS(旧どこかなGPS)」は端末代が最も安い一方、無料期間がないため月額の積み上がりで他と並びます。「あんしんウォッチャー」は端末代が最も高いものの、最大12か月間の無料期間がある分、総額を抑えやすい構成です。
※みまもりGPSの2年総額は、公式の月額表記が「(2カ月目〜)528円/月」で初月の扱いが明記されていないため、24か月ぶんの月額がかかるものとして計算した金額です(初月が無料であれば528円ぶん安くなります)。
各サービスの特徴と料金
BoTトーク(株式会社Bsize)
位置情報の送信に特化したGPSプラン(月額528円)と、家族間で音声メッセージも送り合えるGPS&トークプラン(月額748円)が選べます。契約期間の縛りや解約金がなく、必要なくなればいつでも解約できる手軽さが特徴です。
価格・在庫は変動します。リンク先でご確認ください
みてねみまもりGPS(株式会社MIXI)
位置情報のみのシンプルなGPSプラン(端末5,280円・月額528円)に加え、ボイスメッセージ機能つきのモデル(端末5,680円)、防犯ブザーとディスプレイを備えた上位モデル(端末7,480円・月額748円)まで幅があります。ドコモ・au・ソフトバンクのマルチキャリア対応で、実家の地域によって電波が使えないという心配をしにくいのが利点です。
みまもりGPS(旧どこかなGPS)
もともと「どこかなGPS」の名称で提供されてきたサービスで、2026年9月時点の公式サイトでは「みまもりGPS」の名称になっています。端末は総額5,184円で、48回払い(月108円)にも対応します。月額プランは公式に「(2カ月目〜)528円/月」と記載されており、機種代金と合わせた支払いは2〜49カ月目で月636円という表記です。なお、契約期間の縛りや解約手数料については、この製品ページに記載がありませんでした(2026年9月時点)。契約前に申込画面で条件を確認してください。
あんしんウォッチャー(KDDI・au HOME)
KDDIがau HOMEのサービスとして提供するGPS端末です。端末を購入して「あんしんウォッチャープラン」に申し込むと、通常2,200円かかる初期費用が無料になり、購入から最大12か月間はau HOME基本利用料も無料になります。13か月目以降は月額539円です。最低利用期間や解約金の定めはなく、途中で解約しても違約金は発生しません。GPS端末としての通信にはau回線を使用しますが、見守る側が使うスマホのキャリアは問いません。現時点でA8.net経由の提携審査中のため、審査完了後に提携リンクへ切り替えます。
価格・在庫は変動します。リンク先でご確認ください
「初期費用なしプラン」はあるのか
比較表からも分かる通り、契約事務手数料といった意味での初期費用は、BoTトーク・みてねみまもりGPSではもともとかかりません。みまもりGPS(旧どこかなGPS)も、公式の製品ページに記載されている費用は端末代と月額プラン料金だけです。あんしんウォッチャーも、通常は2,200円の初期費用がかかるものの、専用プランへの申込によって無料にできます。
つまり「事務手数料としての初期費用」であれば、無料で始められるサービスがほとんどというのが実情です。一方で、GPS端末そのものの端末代(5,280円〜11,000円)は、どのサービスを選んでも別途発生します。この端末代を「初期費用」に含めて考えるなら、完全に費用ゼロで始められるプランは今回比較した中には見当たりません。月々の負担を抑えたい場合は、端末代の安さと無料期間の長さの両方を確認して選ぶとよいでしょう。
子供向けとして売られる端末を高齢の親に使うときの注意点

今回紹介したGPS端末は、いずれも「子供の見守り」向けとして販売されているものが中心です。高齢の親に使う場合、次の2点は特に確認しておきたいポイントです。
- バッテリーの持ち:子供が学校に持っていく前提の機種は、1日〜数日で充電が必要なものもあります。高齢の親が毎日充電する習慣を新たに作るのは負担になりやすいため、バッテリーが長持ちするモード(数週間〜1か月程度持続するもの)があるかを確認しましょう
- 持ち歩き忘れ:ランドセルや通学バッグに固定できる子供用と違い、高齢の親の場合は普段のカバンや財布に入れ忘れて外出してしまうことがあります。鍵とセットにする、いつも使うバッグに固定するなど、持ち歩きが習慣化しやすい工夫が必要です
端末の形状(キーホルダー型・カード型など)によって持ち歩きやすさは変わります。タイプ別の選び方はGPS端末タイプ別の選び方で詳しく取り上げています。
なお、スマホの位置情報共有機能で代用できないか迷っている場合は、スマホの位置情報共有と専用GPS端末の違いで、バッテリー消費や持ち歩き忘れのリスクを含めて比較しています。
月額費用以外にあわせて確認したいこと
料金だけでなく、外出時の防犯を強化したい場合は防犯ブザーなどのグッズを組み合わせる家庭もあります。外出時に持たせたい見守りグッズ特集もあわせてご覧ください。また、自宅で過ごす時間の方が長い親であれば、GPS端末よりも見守りカメラの方が向いている場合もあります。GPSとカメラのどちらが向いているかはGPS端末と見守りカメラの比較で比較しています。
GPS端末以外の見守り方法も含めて、月1,000円以下で始められる選択肢を幅広く知りたい場合は、実家の見守りを月1,000円以下で始める格安サービス特集もあわせてご覧ください。
まとめ
GPS見守り端末の月額料金は500円台からと、見た目には大きな差がないように見えますが、端末代や無料期間の違いを含めた2年総額で比較すると、サービスごとの特徴がより分かりやすくなります。契約事務手数料としての初期費用はほとんどのサービスで無料にできる一方、端末代そのものはどのサービスでも避けられない費用である点は押さえておきましょう。まずは比較表で候補を絞り込み、実家の通信環境や親の生活習慣に合ったサービスを検討してみてください。見守り全体の始め方から整理したい場合は、離れて暮らす親の見守り、何から始める?全体ガイドも参考にしてください。

